自分のために、誰かのために

のびのび生きてくために書いてます。

子どもの頃

お母さんが大好きだった

お母さんに幸せでいて欲しかった

いつも笑っていて欲しかった

泣いていて欲しくなかった

それから

お父さんを怒らせたくなかった


だから

たくさんたくさん気を付けた

お皿を割らないように

食べ物や飲み物をこぼさないように

家を汚さないように

物を壊さないように

大声を出さないように

家の中で走り回らないように

行儀良くしているように


たくさんたくさん我慢した

寂しくても寂しいって言わないように

欲しい物があっても欲しいって言わないように

やりたくない事をやりたくないって言わないように

やりたい事をやりたいって言わないように

何で?って思っても聞かないように

おかしいと思っても言わないように

泣いて駄々をこねないように

わがままを言って困らせないように


家の中でいつも気を張って緊張していた

だからずっと肩に力が入っていて

いつもカチコチに凝っていた

けれどそれは私には普通のことだったから

高校の時保健室の先生に指摘されるまで

自分の肩が凝っていることにさえ気付かなかった

 


お母さんはお父さんのことで

すでに困ってたし悩んでたし泣いてたから

私のことで

困らせたり悩ませたり泣かせたくなかった


だけど小さい子供だったんだから

もっと困らせたり悩ませたり泣かせても良かったのかもしれない